| 170 | 2019.3.12~13 | 安曇野の山 | 久家(L)、鈴木、門馬、木村 |
| 不安定な天候により残念ながら両日共北アルプスの大展望が得られなかったが、箱庭の様に安曇野を俯瞰した。積雪は予想に反して殆どなかったが、観光の車に出会うことなく、静寂な山歩きを楽しめた。 | |||
安曇野の山山行記録
3月12日(1日目)、光城山~長峰山
天候:晴れ
コース:松本駅9:40--アルピコプラザホテル--松本駅10:05==(タクシー)==登山口10:25~10:30--光城山山頂手前のベンチ11:15~11:45--光城跡11:48~11:58--長峰山12:50~13:05--雲龍寺14:10--明科駅14:30~14:56==松本駅15:14--ホテル15:25
記録:
特急スーパーあずさ1号車内で参加者4名が無事に揃う。座席は10番、11番と近くだ。
車内からの富士山、鳳凰三山等の山並みの眺めが素晴らしい。塩尻辺りから窓外に積雪が目につくようになり、やはり信州は気候が違うと感じる。
松本駅で降りてアルピコプラザホテルに不要の荷物を預ける。アルピコプラザホテルは駅近の11階建ての近代的なホテルで近年模様替えしたらしい。予約時はおまかせ限定プランであったが8Fのシングル4室を使用することができた。ホテルを出て駅前からタクシーに乗る。運転手が光城山の登山口が分からず久家さんが道案内する。(タクシー代4400円)
駐車場でタクシーを降り登山口から光城山山頂(912m)まではジグザグの急登だ。光城山は桜の名所でもあり、麓から山頂まで桜の帯が続く。そのためか地元民の散歩コースになっているようで、すれ違う人が多いが大半はザックを持たない身軽な格好だ。山頂からは180度超えの展望が開け、北アルプスの常念岳や蝶ヶ岳の一部は見えたが、残念ながら雲があって連なる山々の山頂付近がよく見えない。北アより手前にある台形の有明山はよく見えたが、有明山の背後にある筈の燕岳は全く見えなかった。山頂手前のベンチで昼食を済ませ、山頂の光城跡で集合写真を撮る。
光城山を後にして長峰山に向かうと間もなく舗装された林道に入る。林道の両側には赤松が多く目につく。早春の穏やかな日差しの中、約1時間後に長峰山(933m)に到達する。光城山までの山道ではすれ違う人が多かったが、光城山を過ぎてからは殆どすれ違う人がいない静かな山行であった。長峰山山頂からも展望は開けているが、光城山と同様に雲があってイマイチである。高い展望台があったが眺望が望めないので登らなかった。晴れていれば素晴らしい眺望であることは間違いないと感じた。
雲龍寺に向けて下り始めて30分ほどで林道に入る。林道を抜けてさらに下ると雲龍寺だ。大きな寺院で途中の道路脇に水飲み場があり木村さんが水を飲む。
明科駅に14時30分に着く。56分発の篠ノ井線松本行きの列車に乗る(240円)。
15時25分ホテルに到着
。17時30分にホテルロビーに再集合し近くのアルピコプラザビル7Fの蕎麦屋「砂場」で夕食を摂る。明日2日目の朝7時15分の集合を確認して各自の部屋に戻った。
ホテルの備え付けのお風呂はユニットバスであったが広めでゆっくり浸かることができた。目覚まし時計はあったが使い方がよく分からず、私は携帯の目覚まし機能を使用した。
門馬記



安曇野の山山行
山:鷹狩山(1167m)
期日:3月13日(水)二日目
天候:雨後曇後雪後曇
コース:信濃大町駅9:14~9:25 – – 大町山岳博物館9:50~10:06 – – 林道10:50 – –鷹狩山11:30~12:10 – – 大町山岳博物館13:04~13:50 – – 信濃大町駅14:20~15:05あずさ26号に乗車
概要:二日目は鷹狩山から北アルプス北部の展望を楽しむ山行。
平素、冷静沈着を自負している私が、朝、信じられない失敗をした。
時間を確認するまでもなく、起きてすぐにホテルの電話が鳴った。受話器を取ると、久家さんの声、“出発するよ”と連絡が入った。集合時間の7時15分は既に過ぎていて、電車の発車時間は7時48分。この瞬間からパニックになった様子は想像にお任せしたい。諦めかけたが、間もなく久家さんから“まだ電車が発車していないから、直ぐ来れば間に合うかもしれない”と連絡があり、フロントでホテル代5,940円を支払い急いで駅に向かった。駅にもう少しの所で、門馬さんから“電車が発車した”と連絡があった。8時2分だった。タクシーなら追いかけも可能かもしれない。直ぐにタクシー乗り場に行き、ドライバーに信濃大町駅迄の値段を聞く。1万2,3千円位と言われたが1万円で行って欲しいと交渉し成立。ドライバーは70歳の地元の方、温かい人でほっとした。途中、電車の進行状況を確認し合いながら走り、信濃大町駅にほぼ同時刻に到着することがわかった。9時15分信濃大町駅で無事合流でき、ほっと胸をなでおろした。今回の寝過ごし事件はアラームセットの不発と絶対ないという自分への過信であった。皆さんにはご迷惑をお掛けして誠に申し訳なかった。
信濃大町駅に着いたものの、天候は悪く降水確率60%、雨も降っている。リーダーから、天候が悪いので行くか止めるか、みんなの意見を聞いてから決めたいと言われた。悩んだ末に大町山岳博物館まで行ってから判断することになった。傘をさして歩きだす。まわりにかなり雪が残っていると想像していたが、どこにも雪は見当たらない。信濃大町も暖冬だった。途中から雨も止んで空も少し明るくなったような気がした。25分ほど歩いて大町山岳博物館前の広場のベンチで小休憩し最終的に協議をした。”行かない場合の代替えは″の意見で決行の流れになった。雨も止んで往復2時間半何とか持ちそうだ。しかし展望は期待できない。
山岳博物館そばの大きな案内看板でルートの確認をし、右手のトレッキング用「たかがり小径」を行く。山道は広めで地面は松の枯葉がたくさん落ちていて歩きやすいが、登るには少し急だ。黙々と歩き汗が流れてきた。我々以外誰もいない。ここでも赤松が枯れて伐採した幹が転がっていた。山道を45分ほど歩き、林道に出た所で水分補給の小休憩を取った。舗装された林道を歩く。林道をしばらく歩くと、登山道近道の標識があったが通過して、更に林道を歩いた。途中から山道に入ると一面に雪があり、雪山のイメージで写真を撮った。今は閉鎖中の駐車場を過ぎると、鷹狩山の展望台が見えてきた。外観が水色のきれいな展望台だ。展望台に上る階段のところに閉鎖中のガードが置かれていた。中に入れないのかと思ったが、リーダーがガードを越えて階段を上がると、展望室に入るドアがあった。もしや鍵が、と思ったがすんなり開いた。北アルプスと安曇野平野が一望できる絶好の場所である。ガスって手前の山しか見えないがこの場所に来られて良かった。展望台下の広場には″恋人の聖地″に選定されたハート型のステンレス製のモニュメントがあり、ユーモラスでもあり可愛くもあった。展望台を私たちで独占し、気を遣わずに過ごせるラッキーな時間になった。ここで昼食。朝のこともあって、外を眺めながらゆったりした気分で食事をした。
そろそろ帰り支度をと外を眺めたら、急に強い風が吹いて空も暗くなってきた。厚めの防寒着に着替えて外に出た。寒くなってきた。記念の写真を撮った後に下山を始めた。復路も往路と同じルートだ。強い風と共に雪も舞ってきた。降るというより風に乗ってきたような雪だ。このまま降り続けるのか不安もあったが、林道から山道に入る頃には風も雪も治まった。下りの道は易しく楽だ。展望台から55分くらいで大町山岳博物館に着いた。観覧料400円を支払い博物館の展示室を見ることにした。先ず、3階の展望ラウンジにエレベーターで行った。カーペットが敷き詰められきれいなラウンジだった。ここでスパッツを外したのはまずかった。山道の泥をきれいなカーペットの上にたくさん落としてしまった。外ではずすべきだったと後悔した。汚したままでは申し訳ないと掃除用具を借りに1階の受付に行ったが、係りの者がしますからと辞退された。ラウンジで荷物の整理などをして時間がかかり、展示室をゆっくり見る時間はなかったが、20年以上前に来た時よりも展示物が充実していた。とてもきれいに変わっていた。
帰りの特急の時間もあるので13時50分に博物館を後にした。信濃大町駅に向かう途中にリーダーお勧めのお土産屋さんに立ち寄ろうとしたが、あいにくの定休日だった。駅近くのお土産屋さんで買い物をして駅に到着した。ロッカーに預けていた荷物を取り出してザックの中に。あとは特急あずさを待つばかりになった。駅の待合室はとても暖かい。立ち食いのお店もあり温かいうどんやそばを食べる人もいて、素朴な雰囲気で良かった。
特急あずさ26号も定刻通り到着した。10号車10番の指定席4席を予約済。車内はがらがらで予想外。通路の向こう側のお二人は早々と乾杯していた。山梨県に入いると晴れていて、韮崎を過ぎると美しい富士山が間近に迫ってきた。
今回、北アルプスの展望は無理だったが、よい季節にもう一度来てみたいと思った。
鈴木記
追記
・北アルプスの峰々を全く撮影できなかったので、会員のページの190210パノラマ画像を参考に御覧下さい。
・大町山岳博物館の展示物については、会員のページの060309氷壁と風雪のビバークと160117慎太郎の手拭いを参考にお読み下さい。
・2日目に鈴木さんを除く3名は松本から大糸線で信濃大町まで行ったが、北松本駅近くで人身事故があり、予定より遅れた。
即ち、松本7:48発の予定が8:01発になり、信濃大町8:51着の予定が9:12着になった。